
歯列矯正中の歯のお手入れについては、色々と矯正している方の話を耳にすることが多いかと思いますが、矯正治療終了後の歯のお手入れについて紹介したいと思います。先ず、一般的な歯列矯正はブラケットを接着剤でつけてワイヤーで固定しながら歯を動かしていくものです。ブラケットによる矯正治療が終わると動かした歯を保定するためにリテイナーを装着する期間があります。リテイナーは、入れ歯を装着するような感じなのでそう大変ではありません。保定期間は数年はした方がいいとのことですが、明確に歯科医からは言われませんが、せっかく治療した歯並びを、出来るだけ長い期間保ちたければずっとリテイナーを装着するのがいいでしょう。
歯磨きはブラケットを装着していた期間と比較すると驚くほど楽に磨けるようになります。しかし、矯正治療後の注意点を挙げさせていただくと、接着剤で歯に付けていたブラケットを引き剥がす時に、歯の表面のエナメル質が結構傷つくため、歯に着色汚れが付きやすくなります。そのため、着色汚れを取るためには定期的に、出来れば半年に一度くらいは歯の汚れじょきょのために歯医者に行った方がいいでしょう。その時に虫歯チェックもしてもらえば、早期発見で簡単な治療で済みます。矯正治療でコツコツ矯正歯科に通った方にとってはそう難しいことではないでしょうが。